← トップにもどる
ロゴ

特別支援教育デザイン研究会

すべての子どもたちの「わかる」を、一緒に。

障害のある子どもたちの自立と社会参加をめざして
平成17年から続く、教育現場と研究をつなぐ架け橋

📖 研究会について

特別支援教育デザイン研究会の源流は、1998年にさかのぼります。当時の郵政省・文部省が推進する「学校インターネット事業」において、デジタルクリエイターの伊原和夫氏がリードし、文部省より「先進的教育情報環境整備推進協議会」を立ち上げました。民間企業も参加する官民連携組織として、オムロン・日本IBM・日立造船ソフトウェア・マクロメディア・イングラムジャパンなどが名を連ね、伊原氏がその略称として「e-kokoro協議会」と命名しました。

日本のインターネットが教育を中心に走り出したこの時代、ADSL・光ファイバー・無線の実証実験と並行して、教育用コンテンツの基盤づくりに貢献してきました。産官学組織の「学」を担ったのが大阪大学であり、大阪大学名誉教授・前迫孝憲氏が参加。前迫氏の旧友である東京学芸大学名誉教授・小池敏英氏と特別支援教育におけるコンテンツ教材の開発に取り組む中で、上野一彦氏を紹介されました。

平成17年度「子どもゆめ基金」(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の教材開発・普及活動に参加するために結成された「特別支援教育研究実践委員会」(会長:上野一彦氏)の運営を引き継ぎ、現在は大阪大学名誉教授・前迫孝憲氏が会長を務めています。

障害のある子どもたちが、自分らしく自立し、社会に参加できるようになること——その願いを軸に、教職員・保護者・地域のボランティアへの支援として、現場のニーズに即した教材開発・研修・実践研究を行っています。

🌱 日本の特別支援教育に影響を与えたふたり

小池敏英 先生

東京学芸大学名誉教授

特別支援教育デザイン研究会の発足当初から現在にいたるまで、研究・教材開発を実質的に指導し続けてきた最も中心的な存在です。LDのある子の認知評価と学習支援、発達障害・重症心身障害のある子のコミュニケーション支援を専門とし、特に読み書き障害(ディスレクシア)の研究では「東京学芸大学方式」として全国に知られる成果を残されています。

専門:発達障害学/読み書き障害(ディスレクシア)/認知評価・学習支援/ICT×特別支援教育

上野一彦 先生

東京学芸大学名誉教授

日本における学習障害(LD)研究の第一人者です。1990年に全国LD親の会、1992年に日本LD学会の設立に深く関わり、研究会の初代会長に就任。特別支援教育教材開発の旗手として研究会の出発点を支えました。2023年には瑞宝中綬章を受章されています。

専門:学習障害(LD)/ADHD/特別支援教育/発達障害アセスメント

📅 歴史・沿革

1976年〜

小池敏英先生、研究を開始

東北大学大学院で博士(教育学)を取得。発達障害の認知評価・学習支援の研究を積み重ねていきます。

1984年

上野一彦先生、LDの教育を社会に発信

『教室のなかの学習障害』(有斐閣)を刊行。LDという概念を社会に広める先駆的な一冊となりました。

1990〜92年

全国LD親の会・日本LD学会、設立

上野先生が中心となり設立。学術・実践の両面から特別支援教育を牽引していきます。

1998年〜

e-kokoro協議会の発足

郵政省・文部省の「学校インターネット事業」において伊原和夫氏がリードし、e-kokoro協議会が発足。大阪大学から前迫孝憲先生が参加。

2004〜05年

特別支援教育教材開発のスタート

小池先生が上野先生を紹介。「子どもゆめ基金」の教材開発に参加するため「特別支援教育研究実践委員会」を結成。

研究会発足

特別支援教育デザイン研究会、発足

研究実践委員会を引き継ぎ、小池敏英先生が会長に就任。東京学芸大学・大阪大学・京都教育大学などとの連携のもと活動を展開。

2019年〜

前迫孝憲先生が会長を継承

小池先生が東京学芸大学名誉教授に。会長は大阪大学名誉教授・前迫孝憲先生が継承しました。

2022年〜

インクルーシブ教育の推進

AIやAR/VRなど先端技術を教材に取り入れる試みを開始。一般財団法人日本教育支援機構内に事務局を置き、全国の現場を支え続けています。

🎯 活動内容

① すぐに使える教材の開発

国語・算数・生活に役立つプリント教材とWEB動画をセットで提供。PDFをダウンロードしてそのまま印刷できます。指導案・活用方法も添付済みです。

② 多彩な教材ラインナップ

漢字マスター、算数マスター、アンガーマネジメント、わかった!なるほど!など、子どもの特性に合わせた豊富な教材をそろえています。

③ ユニバーサルデザイン

優しいパステルカラーや直感的なアイコン、自然なイラストを用いたデザインで「わかりやすさ」と「安心感」を両立しています。

④ 研修会・ワークショップ

教師・保護者を対象とした研修会を全国各地およびオンラインで開催。最新の支援方法や教材の使い方を紹介しています。

⑤ 無料公開と持続可能な運営

20年にわたり教材を無料公開。継続的な運営のため、一部教材を会員制で提供し、クラウドファンディングによる支援も受け付けています。

⑥ 先端技術との融合

AIやAR/VR、メタバース空間を活用した次世代の学習体験についても積極的に探求しています。

💡 こんな方々へ

👨‍👩‍👧

保護者の方へ

「うちの子、なぜこんなに勉強が難しいんだろう」——そんな悩みを抱えていませんか?研究会は家庭でも使える教材を提供しています。お子さんの「得意」を見つけるヒントがここにあります。

🏫

先生・支援者の方へ

印刷してすぐ使えるプリント教材+ビデオクリップが利用できます。指導案もセットなので準備の手間が省けます。研修会やワークショップも開催しています。

🔬

研究者・専門家の方へ

教育・福祉・医療・ICT・デザインの専門家が集まるネットワークです。共同研究・連携のご相談も歓迎しています。

👥 構成員

役職氏名所属・専門
代表前迫 孝憲大阪大学名誉教授(教育工学・教育メディア)
実行委員長伊原 和夫(一財)日本教育支援機構 理事長
監査李 晢学校法人日本工商学院 理事長
委員小池 敏英尚絅学院大学教授/東京学芸大学名誉教授
委員森川 治元 山口大学教授/産業技術総合研究所
委員上田 達郎亜細亜大学講師/元 IBM
委員河崎 哲嗣岐阜大学教授(数学教育・インクルーシブ教育)
委員中村 幸平元 柏原市議会議員(地域教育・行政)
委員道野 隆劇団野火の会 代表(演劇・表現活動)
委員川尻 昭良NPO法人みち 理事(特別支援・地域連携)

(令和7年7月現在)

協力機関・連携先

● 東京学芸大学 総合教育科学系特別支援科学講座
● 大阪大学大学院 人間科学研究科
● 京都教育大学大学院 連合教職実践研究科
● 京都府八幡市教育委員会
● 放送芸術学院専門学校・大阪アニメーションスクール専門学校
共同開発:株式会社イングラムジャパン(教材デザイン・ICT開発)
サーバ協力:e-Kokoro協議会

📬 お問い合わせ

団体名
特別支援教育デザイン研究会
所在地
〒550-0015 大阪市西区南堀江1丁目24-17-201(一般財団法人日本教育支援機構 内)
電話
06-6536-1155
メール
info@jeso.or.jp
📧 お問い合わせフォーム